寿司職人という仕事

まずは入社までの経緯を教えてください。

もともと食品関連の仕事についていましたが、 寿司職人として一人前になりたいという思いが高まり 転職を決めました。 子どもの頃、家族で行っていた お寿司屋さんがあったのですが、 そこで食べるお寿司は本当においしかったですし、 寿司職人の技には、いつも目が釘付けでした。 あの世界に自分も身をおきたい、 職人になりたい、と憧れていたんです。 寿司職人として経験を積む中で ご縁のあった方から、 ワイズテーブルを紹介していただきました。 面接を受け、実際にお食事もいただく中で、 この職場が醸し出す「温かく活気あふれる空気感」に 強く惹かれ、入社を決意しました。 現在はXEX ATAGO GREEN HILLSにて、 日々奮闘しています。 仕込みや裏方業務も全て担当し、 お客様に最高の寿司を味わっていただけるよう、 心を込めて取り組んでいます。

寿司職人という仕事の魅力を教えて下さい

お客様から直接「美味しかった」と 言っていただけた時や、 次も来たいと言っていただける瞬間は やはり嬉しいです。 これらは私がこの仕事をしている理由であり、 これからも精進していくモチベーションになっています。 教科書がなく答えのない世界で、 自分なりの正解を見つけていくことが この仕事の面白さであり、 やりがいだと感じています。 お客様は一人ひとり異なる個性をお持ちです。 お客様とのコミュニケーションを大切にしながら、 その反応から何を求めているのかを察知し、 個々の背景に合わせた接客を心掛けています。 お客様と共に、その方にとって 最適な空間を作りあげていく。 お客様のニーズを最大限に把握し、 それに合わせたサービスを提供することは 簡単ではありませんが、 「お客様に最高の時間をお過ごしいただく」という 気持ちで接客することで、 お客様に喜んでいただけるよう努めています。 寿司職人の仕事は、 食材と向き合い、技術を磨き、 お客様に最高の味を お届けするということだけではありません。 お客様とのコミュニケーションを通して、 心を込めておもてなしをすること。 それが、私の考える寿司職人の仕事です。

海外のお客様も多く来店されているようですね

私が今勤務しているXEX ATAGO GREEN HILLSは、 和食、イタリアン、バーなど、異なるジャンルの 料理を楽しむことができるユニークな場所です。 様々なバックグラウンドの従業員たちが、 自分の所属するセクションを超えて、 お客様に喜んでいただきたいという一心で おもてなしを行っています。 海外からのお客様も多く来店されますので、 様々な文化が融合して、 不思議な活気に満ち溢れています。 この独特な雰囲気に惹かれ、 「ここでなら自分も輝ける」と感じました。

夢や目標はありますか？

将来的には自分の店を持つことが夢。 その夢に向かって、日々知識と技術を磨き、 経営や店の運営についても学んでいます。 私の職場には尊敬する先輩たちがたくさんいます。 その先輩方が日々研鑽を積んでいる姿を見ると、 自然と「自分も頑張らなきゃ！」という気持ちになれます。 先輩方の姿に刺激をいただきながら、 私も一歩一歩着実に歩んでいきたいです。

最後にかっこいいとはなにか教えて下さい

私にとって「かっこいい」とは、 お客様に満足していただけた時、 その笑顔や感謝の言葉を直接いただける瞬間です。 その結果、お客様に再来店していただけることこそが、 何よりも嬉しいことです。 完璧なサービスを毎回提供することは
難しいかもしれません。 しかし、常に工夫を凝らし、
質を一定に保つよう努めています。 私にとっての接客とは、 「お寿司だけを向くのではなく、 お客様の方をしっかり向くこと」です。 どうしても難しい状況でも、 言葉遣いや接客の方法で補い、 お客様に満足していただけるよう いつも心がけています。 品質とお客様への敬意は、 私にとって譲れないポイントです。 どんなに忙しくても、提供する料理の質を落とさず、 お客様一人ひとりに真心を込めた接客をすることが、 私の信条です。