入社してすぐの頃、家族連れのお客様からプレゼントを頂いたエピソード。
そのご家族には、幼稚園くらいの年齢の女の子がいらっしゃいました。小さいお子様にも食事の空間を楽しんでもらおうと、アイコンタクトを取るなど笑顔での接客を心掛けていました。すると、ちょうどお食事が終わった頃、その女の子が画用紙にクレヨンで何やら絵を描き始めたのです。お帰りの際、恥ずかしそうに女の子がその画用紙を手渡してくれると、そこに描いてあったのは私の似顔絵。「ありがとう」や「美味しかった」という言葉だけでなく、想像もしなかった心のこもったプレゼントを頂いたことは本当に嬉しかったです。その絵は、今も私の大切な宝物です。

毎月会いに来てくれて、元気をくださるお客様のエピソード。
月に一度、私に会いに来てくれる50〜60代のご夫婦のお客様がいらっしゃいます。最初の出会いは、お店で私のオススメした料理やワインを気に入ってくれたことでした。それを機に頻繁にお話しをするようになり、今では毎月必ず会いに来てくださいます。そのお客様とは、美味しい飲食店の情報を交換し合ったり、また、その飲食店に行った報告や感想を話したりと、自分のお店とは関係ないことで盛り上がることもしばしば。お帰りになるときは「元気をもらえたよ、ありがとう！」と言って頂けますが、実は私の方がいつも元気をもらっているのです。

サプライズプレゼントで喜んでいただけたエピソード。
誕生日や記念日を当店で過ごしてくださる場合、必ずケーキとホール・キッチンメンバー全員によるイタリア語の歌をプレゼントしています。ある日、いつも8人位で来られる常連のお客様がいらっしゃったときに、偶然違うテーブルでバースデーパーティーが始まりました。すると、常連のお客様から「私たちも、パーティーをやりたいわ！」とリクエストが。ちょうど、グループの中に3人ほど誕生月の方がいらっしゃったので、別の方と打ち合わせて後日バースデーパーティーをすることになったのです。当日は、サプライズでケーキと歌をプレゼントすると、「料理も美味しかったし、とっても嬉しかったわ」と大満足で帰って頂けました。この他にも、いらっしゃったお客様との会話の中から、偶然にもその日が結婚記念日や誕生日などだと分かったら、サプライズプレゼントをすることで空間を演出しています。